高齢になると、筋肉や骨、関節などの機能が衰え、要介護や寝たきりなどになるリスクが高くなります。
歩行など日常生活に必要な運動機能の低下した状態を「ロコモティブシンドローム」といいます。
略して「ロコモ」と呼んでいます。
ロコモの関連病である変形性腰椎症・関節症、骨粗しょう症など運動器疾患の方は推定4700万人。
要支援・要介護の方の2割超を占めています。
骨や筋肉量は、20~30代ピークに減少します。
ロコモをチェックする7項目(日本整形外科学会パンフレットより)
- 片足で靴下がはけない
- 家の中でつまずいたり滑ったりする
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
- 布団の上げ下ろしや掃除機がけなどやや重い家事が困難
- 階段を上がるのに手すりが必要
- 15分ぐらい続けて歩けない
- 2kg程度の買い物して持ち帰るのが困難
1つでも該当したら、ロコモの可能性があるのではと考えます。
厚生労働省は、数年前から国民に、「健康寿命」の重要性を大いに訴えています。
健康寿命とは、「一生涯(平均寿命)の内、日常生活で支援や介護を要しない、自立して生活できる期間」です。
2021年時点で、平均寿命と健康寿命の差は、男性8.73年、女性で12.06年です。
元気で過ごすために、この差をどうやって縮めるか1人1人が真剣に考える必要があると思います。
私達は、膝と足が弱っている方が出来るだけ人の手を借りないで生活するために、筋力低下を防ぐための栄養素の説明や家庭用電気治療器を使っての筋肉トレーニングを実施しています。